2013年8月29日木曜日

美味しいグラノーラを食べましょう♪



前回に引き続き代々木上原に最近出来たお店のご紹介!
「GANORI」さんです。

写真は「GANORI」さんでカスタマイズして作った
ココナッツグラノーラ with ドライココナッツ!
美味しかった~




8月の頭にステキなお店が出来ました!
オリジナルのグラノーラがつくれるお店です。
入口がとってもカワイイでしょ♪




グラノーラはシリアルの一種。
オーツ麦や玄米などの穀物を糖蜜に混ぜて焼いたもの。
ナッツやドライフルーツもまぜて、ミルクやヨーグルトをかけていただきまーす!
食物繊維やビタミン・ミネラル、カルシウム…栄養たっぷり!
パワーもついて朝ごはんにピッタリ。

「GANORI」のベースのグラノーラは6種類。オリジナルや和風、ココナッツなど変わり種も…ミックスするナッツは、アーモンド、ヒマワリの種、ドライココナッツなど8種類。





レーズンやクランベリー、りんごにパイナップルなどのドライフルーツ。
これは選ぶのに迷ってしまう…12種類!!
そしてオススメはシロップ漬けのドライピール。




今回のチョイスは伊予柑のドライピール。
半分グラノーラに混ぜて、半分は手作りパンの生地に混ぜて焼きました。)
ギュギュッとした歯ごたえと、甘酸っぱさとほろ苦いドライピールが最高です!




お店オリジナルのグラノーラやMIXドライフルーツやナッツもあります!
私のオススメはコーヒー!ミルクをかけるとコーヒー牛乳!といっても大人味。
甘すぎず…で食べやすい♪




お店にはプレゼント用にギフトボックスも!
カスタマイズしてミックスしたグラノーラをお友達や、大切な方にプレゼントしてみては?!

お店は井の頭通から狭い路地をチョット入った場所にあります。わかりづらいかもしれないけれど、前回紹介した「アステリスク」というケーキ屋さんの裏にありますよ!




GANORI
http://ganori.tumblr.com/
東京都渋谷区上原1丁目25-11
営業時間:8:00~20:00
定休日:水曜日



Author: 櫻井 るみ
旅とオイシイをこよなく愛する、Webプロデューサー。
大手ギフト、飲料・食品メーカー系通販サイトの企画・プロデュースをつとめる。
かねてから夢である海外移住を目指して奮闘中。
ブログ:KANGAROO NOTEBOOK:

http://fotolica.blogspot.jp/

Art&Museumで遊ぶVol.3

「アンドレアス・グルスキー」展

人熱れ(ひといきれ)と大量消費社会にくらくらきたら 昔ながらのサロンでひと息どうぞ。
 

史上最高額の値がついたという ドイツの写真家、アンドレアス・グルスキー。


俯瞰してみてもおもしろい、部分をつぶさにみてもおもしろい。
(近づきすぎるとアラームが鳴るのもご愛嬌。
特殊な加工で表面がちょっとでも傷つくと価値がさがってしまうゆえだそうです)

キーワードは群集と大量消費、そして 時間とそこでのできごとが
ぎゅうっと凝縮されている作品の数々。

一方でとんでもないウソ、いや、一瞬にしてわかるしかけ
「これ、おかしいでしょ!」もあって、
さらに作品世界にひきこまれます。
果たして「写真」は「真実を写して」いるのか?



会期終了まで2週間ちょっと、どうぞお早めに!
ちなみに来年2月1日からは大阪の国立国際美術館に巡回展示されます。

ポスターにも使われたカミオカンデの作品があまりにインパクトがあったので
ちょっと予習をかねて出かけた先がありました。

お台場の日本科学未来館です。



カミオカンデは宇宙からふりそそぐ素粒子を観測する装置。
宇宙線をキャッチすると、球体にともった光が線から面を描いていきます。
かつて鉱山のあった、水のきれいな神岡という地の地中深くに その施設はあるのだとか。

たしかこの館のオープン時に館長の毛利さんが、
ここでは展示物のハードだけでなく、
科学コミュニケーターやボランティアさんの解説、
ソフトが補ってこそ成り立つのだとお話されていたことが印象的でした。

遠慮せず、ぜひどんどん質問して知識(雑学?)を深めたいですね。
こうしてアートをきっかけに様々な分野へ興味・関心がうつっていくのも楽しいものです。


とは言うものの、ギャラリーをひとまわりしたら やっぱりお腹もすいてきますよね!

六本木ギャラリーめぐりの後は洋菓子舗ウエストの喫茶室へ。
まだこんなサロンがあったのか!と思う居心地の良さ。
原宿・人気店のパンケーキに負けない 一枚一枚丁寧に焼かれたホットケーキはいかが?



コーヒーを飲み終わるかどうかのタイミングでおかわりをきいてくれる
さりげなくも心地よいホスピタリティも特筆ものです。

ほどよいふんわり感のホットケーキ、 私は(同伴者の分含め)
2枚ちょっといただきましたが おそらく「1枚」がおいしくいただける量だと思います。
どうぞ芸術の秋、食欲の秋、ご堪能ください!


「アンドレアス・グルスキー」 会期   9月16日〈月・祝〉まで 会場   
国立新美術館 企画展示室1E 開館時間 10:00-18:00 金曜日は20:00まで      
※入場は閉館の30分前まで

<国立新美術館> 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2 東京メトロ千代田線 乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結) 六本木駅から徒歩5分


Author:漣(れん)
世田谷区在住 webコンテンツライター
地方都市の現代美術ギャラリー、首都圏のアートプロジェクトサポーター。
美術館のみならず博物館・科学館などのミュージアム系施設が好物です

2013年8月26日月曜日

読み散らかし書き散らかし 葉月


暑い。

暑くて読書に身が入らない。

こういうときは気分を変えて、

冷たいおやつでも作ろう。

レシピ本を読むのも読書のうちさ。

 
と、まず取り出したのは
アイスクリームの本。


バニラ、マロン、抹茶、

キャラメル、ミルクティ・・・

ページを繰るだけでも心が躍り、

頭の中に冷たさが広がる~

 

が、基本のアイスクリームの作り方の

ページを読み始めて思い出した。

アイスクリームの作製工程の中で、

鍋を火にかけて

しばらくかきまわし続ける、

という熱い作業があるんだった。


せいぜい5~10分ではあるが、

これを理由にアイスクリームは却下。

 

じゃあ、暑くならずに作れるものは?

ゼリー?

 
箱に書かれた「使い方」に

沿って作ればよいわけで、

それによると、確かに、

熱い思いはしなくてすむ。

ジュースに溶かしたゼラチン混ぜて

冷蔵庫に入れてはい出来上がり。

 

でも、何だか、

これではお手軽過ぎないか?


「読書」に身が入らない

ということからの逃避行動なのだが、

これでは「逃避」になるほどの

時間もかからん。

 

ついでに、冒頭に書いた、

「レシピ本を読む」という意図からも

それる。

 

ということでこれも却下。

 

こういう場面にふさわしいものはと、

あれこれ取り出しページをめくり、

これだ!

と決めたのは、サワーケーキ。



レモン風味のパウンドケーキですが、

バターの半分量を

サワークリームに替え、

軽めに仕上げた夏向きケーキ。

冷やしてもおいしいって書いてある。

 

何度も作っているケーキだけど、

冷やして食べたことはなかったので、

今日は、冷やす!


「レシピ本を読む」と言いましたが、

冗談抜きに、

私の読書人生の中で、

1ページに書かれた内容に

繰り返し繰り返し目を通し、

懸命に行間を読み、

参考資料をあたり、

これでもかというくらい

読み込んでいる本の

トップに入るのは、

間違いなくお菓子のレシピ。

 

最初に本を手にした段階で

ひと通り眺め、

これは作ってみたい

と思うページでは、

説明書きや材料の配合、

作り方を見ながら、

どんな味がするか想像してみる。

 

いざ、作ろう、となったところで、

再度ひと通り読み直し、

材料をそろえるときには、

リストを一行一行確認しながら、

忘れ物や計り間違いが

無いよう注意。


レシピの最初のほうは、

調理というより準備。

バターを室温に戻すとか、

オーブンを何度に温めておくとか、

粉をふるっておくとか。

 

時々、このレシピにあるような、

「パウンド型にわらばん紙を

敷き込む」

なんていう、ちょっと懐かしい言葉に

ぶつかったりすると、

ついつい2~3回読み返しながら、

「わらばん紙」の代わりに

何を使うべきか考えたりもします。

 

今はオーブンペーパーといった

便利なものがあるので、

これを使うことが多いのですが、

この欠点は、

つるつるしているので、

型にぴったり張り付けるように

敷き込むことができないこと。

この点は「わらばん紙」のほうが

便利そう。


このケーキはレモン風味なので、

レモンの「表皮だけ」を

すりおろして使います。

些細なことですが、

この「表皮だけ」ってところでも

悩んだりします。

 

レモンの皮の黄色いところが

「表皮」なのはわかりますが、

実際におろし金にあててみると、

どこまでこすっていいのか

わかりにくい。

おまけに、

丸いレモンの皮一個分削るのは、

結構大変。

レモンは滑るし、

手は皮の油でベタベタになるし。

 

レシピにはあっさり2行ぐらいに

書かれた作業ですが、

行間にはこんな手間が

隠れているのです。


こういう下準備が終わると、

いよいよ、

実にケーキ作りっぽい作業の、

混ぜ、の段階に入ります。


このケーキは、

サワークリーム使用の故か、

混ぜの順序がちょっと変則です。

 

バターを練るパウンドケーキの場合、

バターと砂糖を練り合わせ、

そこに卵を加えることが多のですが、

これは、

卵と砂糖をよくすり混ぜたものを、

バター単体で練ったものに

混ぜ合わせます。

 

最終的に全部が混ざれば同じだろう、

と思いがちですが、

これがお菓子作りの深いところ。

順番を間違えると、

分離してうまく全体が混ざらない

などの問題が起きたりします。

 

以前、

ふんわりしっとり仕上がるはずの

スフレチーズケーキが、

下半分はべたっと重たく、

上半分はパサッと軽くの、

2層になってしまったことが

ありました。

先に入れるはずの材料を入れ忘れ、

後から足したのですがダメでしたね。

見事な失敗作になりました。


慣れた手順と違うことをするときは

要注意。

ついうっかり、考えなしに、

バターに砂糖を投入したり

しないよう、

レシピを一行一行読み直しながら、

一歩一歩前進。

 

どこまでやったか確かめながら、

もう一度一行目から読み返したり。

 

こんなやり方だから、

もう、ものすごい回数、

このレシピに

目を通すことになるのです。

 

さらに、

ただ「混ぜる」と書いてあっても、

木べらか、ゴムべらか、泡立て器か、

それも手動か電動か。

粉が見えなくなる程度でいいのか、

それとも練るほど混ぜるのか。

 

言葉で説明されていても、

写真付きで解説されていようとも、

自分がレシピの指示通りに

できているかどうか、

わかるようになるには、

ある程度の経験が必要だな

と思います。

 

書いてあるとおりにしているつもりで、

書いてあるとおりのものが

出来上がらないのが、

レシピのミステリー。

 

さて、

ぜんぶ混ぜ合わせて型に投入。

オーブンの中へ。

 

オーブンの戸を閉めてから、

入れ忘れたものは

本当になかったかと、

改めて不安に・・・

 

これも前科があるんです。

マドレーヌの生地では

最後に溶かしバターを投入しますが、

これを忘れました。

でも、焼き上がりはこんな感じ。


いつもと同じ。美味しそう。

でも、口に入れた途端に、

あれっと思いました。

モギュっと固いんです。

なぜ?

あーっ、バターだ~!

 

こういう失敗は

ホントにがっかりします。

 

でも、

怪我の功名ということもあります。

 

こちらのリンゴのケーキは、

別のリンゴのケーキから

アレンジして作ったもの。

ですが、

これも同じくバターを入れ忘れ。

でもそれが返って

いい感じになったので、

これはバターなしで作ることに

決めました。


こういうことがあるのも、

お菓子作りの楽しみのひとつ。

 

さて本日の焼き上がりはこんな感じ。

てっぺんのつやつやは、

あんずジャムです。


見たところ、今回はレシピ通りに

出来た様子ですが、

どうでしょうね~

 

これから冷蔵庫で冷やして、

味見は明日。

 

うまい具合に涼しくなって、

読書しながら楽しめたらいいな

と思っているところ。

 

サワーケーキのレシピは、

『石井麻理の世界お菓子ノート』

(文化出版局、1994年)

のものです。


 
 

Author: 吉原 公美
傾向がないという読書傾向を自認する本の虫。